ブラックワイドショー 〜好きだったテレビ番組〜
好きだった!細川惑星放送中佐!
「黒く、正しく、美しく」をモットーに掲げるブラックワイドショーが好きだった。
正確には美〜しくらしい。
インターネットのおかげで曖昧な記憶を確認できるようになってありがたい。
第三惑星放送協會 ”ブラックワイドショー” 惑星通達 モハ2-135号 [DVD]
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2004/01/24
- メディア: DVD
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思えば、キャスト全員が美声でオトナの色気に満ちた番組だった。
細川俊之さん演じる妖しくもダンディな細川惑星放送中佐。
三浦上級調査官の美しさ、可愛らしさ。三浦理恵子さんの魅力が全開だった。
今でもナレーションで引っ張りだこの垂木勉さんは弁務官として、髪型が決まっていて伊達男だった。
変なニュースや変なコーナーにあふれたブラックなワイドショーだった。
私がこの番組をよく見ていたのは北朝鮮に関するニュースをよく取り上げていた時期だったと思う。というか、完全にメインコンテンツとして北朝鮮の律動体操やマスゲームを取り上げていた。
北朝鮮研究の研究者もよく登場していたが、彼らが語る情報よりもむしろこの人たちのキャラクターのほうがおもしろいぞ、という視点を持ちつつ番組が作られていた。
特に宮塚利雄先生はかわいらしかった。伊豆味元先生も出ていらっしゃったが、プロフィールに記載されることはなさそうだな。
あまりにこの番組の印象が強かったため、後に昼間のワイドショーで専門家としてまじめにコメントしているのを見て、あ、この人たち本当に学者先生ではあるのだな、と思った記憶がある。
学校で北朝鮮の話題が出ると、必ずこの番組の話題になっていた。
拉致被害者の方々が帰国したのが2002年の10月15日、この番組はスタートしたのが2002年の10月6日とほぼ同時期のようなので、この問題が大きく取り上げられた時期にテレビでこんな飛んだことをやっていたというのは、いま考えると色々と感慨深い。
その後放送された中井正広のブラックバラエティのスタッフと一致していたようで、編集テンポが似ていたり、ナレーションが同じ杉本るみさんなため、大雑把に似てはいたが、残念ながらブラックワイドショーの後継番組とはいえない。
なんせ、ブラックワイドショーは本当にブラックユーモアに満ちていたのだから。そしていかんせん、細川俊之さん無しではあの雰囲気は再現できないと思っている。
細川さんの存在がなければ、半年間の深夜バラエティがここまで心に残らないかもしれない。後の追悼放送が見られなかったのが心残りだが、追悼放送で惑星放送大佐から元帥になられたらしく・・・ご家族の理解があったのだなぁと思う。
もう何年も経つが、思い出すとすごく寂しくなってしまった。