強いと強そう論 東京ポッド許可局
東京ポッド許可局の「強いと強そう論」がおもしろかった。
強いと強そうは違う
学生時代、剣道をずっとやっていたマキタさん。
最近、殺陣を習い始めたんだけど、映像を見たら全然「強そう」に見えない。
なぜなら、剣道の癖が出てしまうから。
これは興味深かった。
わたしたちは安易に、経験者だからアクションも上手いと考えがちだけど、
殺陣というものが生まれたにはわけがあるのだね。
具体的に言うと「強そう」に見せるためには「強く」なるために抜いてきた
無駄な動きをいれないといけないらしい。
例えば、足をクロスさせて移動したり、相手を見つめて顔を作ったり、斬った後にうっとりしたり…そういうのは全て実際の剣術では無駄な動きなんだよなぁ。
数年前、マキタさんが苦役列車に出演した際に、現場では森山さんの演技が少し大げさに感じたのにスクリーン上で見たら活き活きとしていて、自分の演技が小さく見えたっておしゃってたこととも関係するような話だなと思った。
嘘を真に見せるために嘘が必要なんだろう。
面白いと面白そうはどうだろう
「面白い」と「面白そう」にもプチ鹿島さんが少し言及していた
面白いを追求して面白そうを軽視しがちとか、
でも 面白そう=華 とか
この件については、もうちょっと深く話して欲しかったな。
わたしは、面白い=強い を感じていて
何か、ここにヒントがありそうな気がする。
場の空気を支配する力というか…
ベテランの芸人さんは出てきた瞬間に面白そうだな〜と思わせる気がする
あれって、強そうだからじゃないだろうか
強い奴が来たから話を聞く体制ができる
だからちゃんとウケるのかな、とか
そんなことを考えながら夜は更けていった。